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仕組み債を活用したベトナム成長ファンド(1/2)

「ベトナム成長ファンド」開発担当者 山原 康博氏に聞く

写真 - 山原 康博氏

UBS証券会社 株式本部
金融商品部 ディレクター
山原 康博氏
(インタビュー実施:2007年11月)

UBS証券のプロダクトの1つに、仕組み債を活用したアイガー・ファンドシリーズ「ベトナム成長ファンド」がある。その開発の狙いやメリットはどこにあるのか--商品開発に携わったUBS証券金融商品部の山原 康博氏に聞いた。

UBS債(仕組み債)を利用して人気ベトナム株ファンドへの投資機会を提供

- アイガー・ファンドシリーズ「ベトナム成長ファンド」は、仕組み債(ストラクチャード・プロダクツ)を利用していると伺っています。どのように活用しているのですか。

このファンドはロンドンAIM(新興企業のためのロンドン証券取引所)に上場している会社型投信「ベトナム・オポチュニティ・ファンド」とほぼ同じ運用成績を目標にしています。そこで、この運用成績を連動させるように仕組み債を利用しているというわけです。

- 具体的には?

当社が「ベトナム・オポチュニティ・ファンド」の運用成績にパフォーマンスが連動するUBS債(仕組み債)を発行し、このUBS債に「ベトナム成長ファンド」のほぼすべての資産を投資することで、同じような経済効果を得るというかたちになります。

UBS債のパフォーマンスが「ベトナム・オポチュニティ・ファンド」の運用成績に連動するのは、債券を発行して集めた資金のほぼ全額をそのファンド購入に充てるからです。

- 「ベトナム・オポチュニティ・ファンド」を直接購入することはできないんですか。

そうですね。残念ながら、ファンドに規制があって日本の投資家は直接購入することはできません。実は、「ベトナム・オポチュニティ・ファンド」は大変注目されていて、2003年9月に設定されたときの資産総額は約10億円でしたが、現在では1000億円規模にまで成長しています。この人気のベトナム株ファンドへの投資機会を日本の投資家にも提供したい。それが、今回のプロダクトを開発した理由の一つです。

- 仕組み債を利用すると、他にどんなメリットがあるのでしょう。

ファンドは原則UBS債と現金のみに投資するため、種類としては公社債投資信託という形態になります。ですから、期中のキャピタルゲインに関しては個人の場合非課税になり、投資家にとっては税制面で大きなメリットがありますね。ちなみに、株式ファンドのキャピタルゲイン課税は10%(*平成20年12月31日まで)です。つまり、株式ファンドのリターンが期待できる一方で、税制面では公社債ファンドの取り扱いになる。「いいとこ取り」というわけです(笑)。

また、こうした仕組み債が間に入るファンドの場合、仕組み債の発行会社の信用もリスクの一つになりますが、UBSの格付けはムーディーズで「Aa2」、スタンダード&プアーズで「AA-」ですから、この点は安心してご購入いただけるでしょう。

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