現在UBSを含めて、外資といわれる証券会社はなんらかの形でプライム・ブローカレッジ業務に携わっています。先日、光栄なことに、『Asia Money誌』による投票で、UBSが「2007年ベストプライム・ブローカー」および「ベスト・ヘッジファンド・サービス」をダブル受賞しました。これは、UBSがヘッジファンドに対して、リサーチ、トレーディングおよびプライム・ブローカレッジ・サービスの各部門において質の高いサービスをご提供した結果、お客様から大変高い評価をいただいた結果だと自負しております。
最近ご好評をいただいているサービスのひとつとして、「キャピタル・イントロダクション」があります。これは、UBSに登録されている700社以上のヘッジファンド・マネジャーを投資家にご紹介するプログラムです。
UBSでは、グローバルで年間40回以上のイベントを開催しており、ヘッジ・ファンドおよび投資家の皆様から大変ご好評をいただいております。また近年では、“インキュベーター”と呼ばれる投資家も存在します。インキュベーターとは、有望なファンドマネジャーをいち早く探し出し、通常よりも高いリスクを取って運用資金を提供し、運用収益をヘッジファンド分配する投資家をいいます。
ヘッジファンドを設立する際、ある程度の運用資金を準備する必要があります。ほとんどの方は、個人的なツテを持っていません。また、ファンドを始めようという野心があっても、高額の自己資金が必要で断念する方も少なくありません。かたや投資家は有能なマネジャーをいち早く見つけたいと思っています。そこで、二者がお互いの意思や収益分配が合意に至った場合、運用資金を提供しましょうというのがこのプログラムです。これが日本でかなり受け入れられてきています。
ヘッジファンドは世界で8000社あると言われていますが、日本では100社に過ぎません。運用額も2007年7月現在、世界では280兆円。同年1月と比べて約50兆円も増えています。ところが日本を含むアジアは20兆円程度と規模がまだまだ小さい。その拡大をお手伝いするのが私たちの役目と思っております。
日本の銀行や保険会社、そして年金基金や財団もすでにヘッジファンドに投資をされていますが、多数のヘッジファンドに分散して投資するファンド・オブ・ファンズへの投資がほとんどです。UBSでは、定期的に「年金投資カンファレンス」などを開いて、年金基金などの投資家の皆様に、ヘッジファンドの運用戦略をご紹介する活動も行っています。
現在、年間で新規にローンチしたヘッジファンドの約30%が撤退しています。英語で言うところのグレーブヤード、お墓入りです(笑)。でも私は70%も成功していると、ポジティブに捉えています。この数字は決して悪くない。UBSとしてもこれだけ成功していれば収益として問題ありませんし、ヘッジファンド育成に貢献していると認められる数字だと思っています。
ヘッジファンドにとって、日本は未知の拡大の可能性を秘めた市場です。とにかく日本はこれから。UBSは持ち得るリソースすべてをご提供し、運用側、投資側両方のサポートを続け、和製ヘッジファンド市場を盛り上げたいと意気込んでおります。
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